夏のスキー場が大盛況! 人気のワケを調査!!

「こちらを見てください。パラソルにベンチと、もうビーチですよね!」

みなさん、ここ南国のビーチかと思いきや、実は日本のスキー場なんです!
スキー場といえば、冬は大盛況、夏は閑散…と思いきや

今、アイディア勝負で盛り上がっているスキー場が日本にはたくさんあるんです!

全国400箇所以上のスキー場を調査したところ、実は今年から夏に楽しめる要素をとりいれた所は全部で23箇所!

ゴンドラを利用したマル秘リフレッシュ施設や

日本一のアクティビティまで!!!!!!

そう、この夏、スキー場は海よりも盛り上がっている!?

今日のココ調は、夏のスキー場が大盛況!
そのワケを調べてきました。

まず、やってきたのは群馬県の草津温泉スキー場。

日本有数の温泉地に隣接し、冬には毎年およそ12万人のお客さんが訪れます。

さっそく取材すると…

「こちら何やら列が出来ていますね。コレ一体何なんでしょう?」

こちらでは斜面を利用した

アクティビティで賑わいを見せていますが…

大行列の正体がこちら!

そう、ジップライン!
こちらは今年の4月に誕生!


全長500m、高低差108m、日本一の急勾配を駆け下りるジップラインで最高速度は実に70km!

ということでさっそく日本一を体験です!

「それではいきましょう! 3!2!1!GO!」

スゴイ速さで駆け抜けていきます!

あまりのスピードに藤井アナは…

「このスピードで大丈夫!?」

「かなりスピードで△×$※☆#*!」

終わったあとは…

「♪言葉にできない」

日本一を楽しんだお客さんは?

「楽しかったです、飛んでいる感じで」

「夏の方がスキー場は楽しいです」

このジップライン。設置したのにはある理由が…


「2018年の1月に本白根山の噴火がございまして、それによってスキー場のゲレンデが4割ほど縮小されて…」
そう、スキー場の近くの本白根山(もとしらねさん)が噴火。
その影響で、お客さんは激減、営業も危ぶまれていたんです。

そこで起死回生の起爆剤としてジップラインを導入。

さらに景色を一望できる、職員さん手作りのテラスを設置した結果・・・


「去年の入れ込み(来客数)と比較すると200〜300%(に増加)。大きな効果がございます」


これまで夏は、スキー場のふもとしか営業していませんでしたが、全体で楽しめるようになり大人気となったのです。

続いては新潟県の苗場スキー場!


夏にはスキーコースの斜面を利用したウォータースライダーや、緑の上を疾走するバギーなど

およそ30種のアクティビティが楽しめますが…

さらに今年はアトラクションを強化!!
それが、コチラ!

その名も「スペースカウボーイ」

コレ、縦横無尽に動き回り、まるで無重力のような体験をする事ができるんです。

「あ〜、おもしろかった!」

「楽しかった!」

「ミキサーの中にいるみたい」

そしてこちらは長野県の白馬(はくば)八方尾根 (はっぽうおね)スキー場。
冬には毎年40万人のお客さんが訪れますが、今年の夏、登場したのが…

「見てください、パラソルにベンチと、もうビーチですよね! スキー場というのを忘れてしまいます!」

山を背景にパラソルにビーチソファ、まるで海の家にいるようで雰囲気はとてもスキー場には見えません。
さらに!

「ゴンドラがありますね。・・・奥にもゴンドラがありますよ」

実際に中に入ってみると…

「コレ、ものすごく熱いんですけど・・・!これなんですか!暑い、暑い!」

実はこれサウナ!
実際に半年前までスキー客を乗せ稼働していたゴンドラをリメイクしたんです。

中を見てみると、こちらのサウナは4人掛け仕様。

そしてこちらはゆったりした造りで6人掛け。

「サウナってなんとなく閉鎖的っていうかそういったイメージなんですけれども、景色が本当にいいんですよね」

このゴンドラサウナは日によっては100km先まで見渡せる、絶景パノラマビュー!
さらに・・・


「目の前にはこういったプールもあって、そして奥にはジャグジーもあるんですね、いやぁ〜」

そう、サウナの隣にはジャグジーや水風呂が併設されており、火照った体を冷やす事が可能なんです。

なぜ、つくったのでしょうか?


「もうちょっと(山を)上がると八方池という池がありまして、そこが今まで(夏は)メインの目的地としてお客さんがいらしていたんですけれども、もう少し気軽に山の雰囲気や景色を楽しんでいただければと思いまして」

元々は登山目的のお客さんが多かったのですが、もっと気軽にこの絶景を楽しんでほしいと、今年サウナやカフェが作られ人気を博しているそうです。

盛り上がりを見せる夏のスキー場。
みなさんもぜひ訪れてみてはいかがですか?