ココ調

今日のココ調

動物園・水族館のクラウドファンディング ユニークな返礼品を調査!


「コレ、カワウソの手型をとっているんですかね!?」

「ちゃんと色紙を持っていますよ!カワイイ〜!」

カワウソが頑張ってつけている、この手型・・・。

実はコレ、運営資金の一部を募るクラウドファンディングの返礼品なんです。

今、コロナ禍で苦境に立たされている全国の動物園や水族館が、続々とクラウドファンディングに挑戦。

中でも話題になっているのが、ユニークな“返礼品”の数々!

そこで!きょうは、コロナに負けず奮闘する、動物園や水族館のクラウドファンディングをココ調します!

まずは大分県にある水族館「うみたまご」。


年間およそ3000万円のエサ代を支援してもらうため、今月31日まで、600万円のクラウドファンディングに挑戦中。

飼育員さんたちが考えたという、返礼品がこちら!

「ペンギンの足跡Tシャツです」

水で洗い流せる安全なペンキを使ってつけたペンギンの足跡付きTシャツ!

毎回歩く場所が違うため、世界に一枚だけの返礼品に!


「もらった人が笑ってくれるような面白いものがいいだろうということで、あまり他の水族館では出してこないようなもので、あえて挑戦しました」

他にも・・・カワウソが手型をつけた色紙に、

普段なら捨ててしまう「ペンギンの羽」や「ピラルクの鱗(うろこ)」など、水族館には当たり前にあっても、お客さんにとっては珍しいものを返礼品にしたと言います。

中には飼育員さんが体を張った、こんな返礼品も・・・!


「飼育員さんがヘルメットを被ってセイウチの近くにしゃがみましたよ。
セイウチがおもいきり手型をつけました!」

「まさに飼育員さんと動物たちの共同作業といった感じです」


体重864kg!
うみたまごで一番大きいセイウチのみーちゃんが“悩みや災難を吹き飛ばして欲しい”
という思いを込めて飼育員さんを吹き飛ばして手型を付けたTシャツ!

Q.飛ばされるトレーナーさん、大丈夫ですか?
「まあ元気にしていますので問題ないと思います」

続いては、横浜にある屋内型動物園「インナー・シティ・ズー ノア」。


珍しい動物およそ200種類と触れ合えることで人気のこちらも、来園者は例年の10分の1に激減。

エサ代や施設管理のため、目標金額1000万円を目指してクラウドファンディングに挑戦中です。

その返礼品は・・・?

「返礼品の一つがコレです」


「めちゃくちゃ大きい!ヤマアラシですか!?」

「ヤマアラシの毛って、こうなっているんですよ」
短い毛と長い毛が2種類…?


「実は新陳代謝で抜け落ちて、また新しいのが生えるというのを繰り返しているんです」


「厄除けとかそういうイメージで、玄関にでも飾っていただいたらいいかなと」

Q.ということはこちらが? 
「返礼品!」

返礼品はヤマアラシの体毛が進化した針。


威嚇に使う長くて柔らかい針と、攻撃に使う短くて長靴も貫通するほど鋭い針の2本セット。

返礼品にすることで、ヤマアラシの生態を知って欲しいという思いもあるそうです。


他にも、脱皮を繰り返して成長する蛇の抜け殻も開運のお守りとして「返礼品」になっています。

続いては・・・愛知にある「日本モンキーセンター」。

霊長類の飼育数は世界最多のおよそ60種850頭!

運営費などを得るため、HPで継続的に支援を募っています。

その返礼品は・・・?

「僕が作った歌が入っているCDです」

Q.ご自身で作った歌なんですか?
「そうです。あとDVDもあります」

なんと、飼育員さん作詞・作曲!歌っているのも飼育員さん!という、すべて手作りのCDと、その歌に合わせたミュージックビデオが入ったDVDのセット!

飼育員だからこそ気付く、サルたちの細かい特徴などを歌にしたと言います。

Q.お気に入りの歌は?
「ニシゴリラの『タロウさん』の曲が一番のお気に入りです」


「タロウさんは年齢が47歳になりまして、国内のオスのニシゴリラの中では最高齢になるんですけれども」

「元気に過ごしてほしいなという思いを込めて作った曲です」

DVDに収録されている、タロウさんの歌とミュージックビデオがこちら!


「♪カシの葉っぱの食べ方がイカす 美しいその所作」

「タロウさん つぶらな瞳」

ニシゴリラのタロウさんと優しい歌声に癒される1曲。

「音楽っていう変わった情報発信をさせてもらっているんですけど」


「モンキーセンターで暮らす動物たちのことを、少しでも知っていただくきっかけになればなと思っています」

そんなタロウさんに元気に過ごしてもらうためのクラウドファンディングがきのう(26日)スタート!

返礼品はタロウさんグッズ!
今回のために作った“タロウさん”の新曲なども準備しているそうです。

続いては・・・

ゾウの飼育数、日本最多を誇る「市原ぞうの国」。

緊急事態宣言を受けて来月7日まで臨時休園ですが・・・
そんなこちらの返礼品は…。

「見てください!何やらゾウさんが画用紙に絵をかいてますよ上手ですね!」

今月14日まで行われていた「ぞうさん達の水遊び場」を作るためのクラウドファンディング。

その返礼品の一つが、お絵かきが得意な“ゆめ花”が描いた絵!

まさに今、制作中なんです!

Q.上手にできた?
「ワオン(できた)」

ゾウが描いたとは思えないほどのクオリティーの高さ!


「(去年)緊急事態宣言で休園という形になったときに、本当に多くの方にご支援をいただいて、感謝と言う形で」


「12頭いるゾウさんの中でも一番の人気があるゾウさんなので、ゆめ花の絵を返礼品に」

結果、目標金額を大きく上回る1500万円以上が集まり、現在、「ぞうさんの水遊び場」の工事は順調に進んでいます。

実際に支援した人に、お話を聞いてみると・・・?


「私は医療従事者ですので、日々やはり精神的にもかなり疲れる毎日なんですけれども」


「ですがそういうときにゆめ花ちゃんたちの描いた絵を見ることで、とても心が安らぎますので」


「ゾウさんたちも医療従事者の方にエールをといって、青いリボンをお耳につけて」


「インスタグラムにあげてくれたときがありまして、とてもそれはうれしいかったですね」


「なので支援というよりは、“一緒に頑張りましょう”という私からのエール」


「そういうつもりで、いつもクラウドファンディングに参加させていただいております」

ちなみに、2020年6月に荒川で保護された野生のオス鹿「ケープ」くんが「市原ぞうの国」で飼育されているのですが、現在、「ケープと仲間達のお家を作りたい」というクラウドファンディングが実施中です。返礼品は、ぬいぐるみやエコバッグなどとのことです。

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