ココ調

今日のココ調

絵本なのに“えがないえほん”。なぜ子供が爆笑するのかを徹底調査!

まずは、こちらの動画をご覧下さい。

「英語での朗読会@アメリカ」

大爆笑する子供たち。

これは、ある絵本の読み聞かせをしている動画。

その絵本は、アメリカで70万部のベストセラーになったものなんですが、
絵本なのに絵がない、文字だけの本なんです。

その日本語バージョンが11月21日に発売。
タイトルもずばり「えがないえほん」

きょうは絵本なのに“えがないえほん”。
なぜ子供たちが爆笑するのかを徹底調査します。

この絵本には、ちょっと変わったルールがあります。

「この ほんにはえが ありません」

「えが ない
えほんなんて
おもしろくないよね」

きっと
タイクツで
つまらないよね?

でも まず……

この ほんの ルールを
せつめいします

かかれている
ことばは ぜんぶ
こえに だして
よむこと」

そう、声に出して読むのがルール。

その中身は、突然
「ばふっ」「ぶりぶりぶ〜」という不思議な言葉が出てきたり…

「♪かえるのうたがきこえてくるよ♪」

おなじみの童謡の続きが……

「にゃん、にゃん」「ちゅう、ちゅう」など思いっきり間違った歌詞になっていたり…

見開き一面に意味不明な言葉がびっしり並んでいるページも。

この本は、これらの文字を声に出して聞かせる絵本なんです。

この本の読み聞かせイベントがあるということで、早速、会場へ。
「子供たちと親御さんでしょうかたくさんの人たちが集まっています」

会場に集まっていたのはおよそ300人の園児。

「ちょっと変わった絵本を読んでみましょう」

果たして子供は笑うのでしょうか?

「それに ぼくは
サルの
ロボット
デス」

「しかも ぼくの
あたまの なかみは
なっとうの
みそしる」

子供たちは大爆笑!

さらに!

「この ほん ふざけてる!
もう よまなくてもいい?
だめ?!?」

子供たち「ダメー!」

ノリノリで掛け合いまで!

「えがないえほん」、日本の子供たちにも大うけでした。

でも、なぜ、子供たちはこの本で笑うのでしょうか?

ココ調はニューヨークで原作者を緊急取材!


「この本が面白おかしい響きの変な言葉を言わせることで、自分の殻を破るんだ」


「わざとでも自然でも、子供たちのよく知っている親が、変な言葉を読むってことが、おかしさを生むんだ」

そこで、お台場に遊びに来ていた親子に読み聞かせをしてもらうと…

「あわわわわ どっひゃああああ あい?あい? ぼよよーん」

「おしり
ブー
ブー」

読み聞かせが始まるとたちまち笑顔に。

笑っちゃう理由は?

「お母さんが、普段そういうこと言わないのに言うからおもしろい」

こちらの男の子、出会った時は…


「疲れちゃったんです」


遊び疲れて、ご機嫌ななめな様子。

しかしお母さんが読み始めると…

「……なっとうのみそしる」

あっとう間にこの笑顔。

さらに、こちらのご家族は・・・


「あわわわわ どっひゃああああ」

「あい?あい?あい?」
ドタン

思わずイスから転げ落ちるほど大笑いしていました。

アンケートしたところ、
この本が面白いと答えた子供は88%。

子供たちに思わず笑ってしまう
お気に入りポイントを聞いてみると・・・

Q.一個選ぶとしたら?
「おならぷ〜!」

「おしり
ブー
ブー」

そう、子供が好きなのは擬音語を含む言葉。

この本に出てくるどの言葉が好きか尋ねると
上位はほぼ擬音語となりました。

ちなみにアメリカの子供達を見てみると…

「ブルルゥゥフー」

「ブーブーバァット」

アメリカの子供達も擬音語で大爆笑。

一体、なぜ、子供は擬音語が好きなのでしょうか?
専門家は…


「子供は擬音語(ブーブーなど)から言葉を作っていきますから、5歳6歳になってもそれがまだ記憶として残っていて」

「懐かしい感じがする」


一方、親はこの本に戸惑いを隠せません。

「読めない……ほんにゃ まんかぺー?」


「……ぶりぶりぶ〜!」


慣れない擬音語に四苦八苦。

「子供たちに言わない言葉ばかりでしたね」


「めちゃくちゃ恥ずかしかったです。」


「試されてるんですね大人が」


では、読み聞かせの際、擬音語をどのように読んだら子供の心を掴めるのか?

こちらの幼稚園で、読み聞かせのプロに教えてもらいました。

芸能生活50年以上の声優、町田政則(まちだ・まさのり)さん。

ちょっとお顔の圧がすごいですが……

園児の前で読み聞かせをしてもらいます。

一体、どんなテクニックを見せてくれるのでしょうか?

「この本には絵がありません」

強面のためか最初はみんな静か・・・。 
しかし!

「ぶりぶりぶ~!」

「ぎゃいーーーん!」

「ばぶりんこ」

やはり、擬音語が登場すると笑いが。

さらに、擬音語を読む際は、工夫が!

「まんかぺ〜」

「あわわわわわ」

「へ〜っくしょん」

そう、言葉によって声を高くしたり低くしたりして、一つ一つを際立たせているんです。

さらに…

「ジャン」

ページをめくる時はアドリブで効果音を追加。

「アドリブも交えていくと、読み手も乗ってくるということですね」

恥を捨てて、自分も楽しみながら読めば、子供達を笑わせることができるようです。

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