ココ調

今日のココ調

アイデア&工夫が満載 今年ならではの”ソーシャルディスタンス”運動会


「組み体操ということなんですが、それぞれ踊っていて、全く組んでいませんね」


競技も!応援の仕方も!
これまでとは全く違う今年の運動会。

ココ調が、今年運動会を行った全国小・中・高 50の学校にアンケートを行ったところ・・・

すべての学校が何らかの感染対策を行ったと回答。

「コロナ対策はもう全てですよ。ディスタンスを保ってやります!」

先生たちにとっても、“初めて”だらけの運動会は、試行(しこう)錯誤(さくご)の連続で・・・。


「いや〜もうホントに・・・プレッシャーが・・・今もう気持ち悪いですよ」

アイデアで乗り切る!
今年ならではのソーシャルディスタンス運動会をココ調します!

早速、運動会が行われた先週金曜日に、こちらの幼稚園へお邪魔してみると・・・?

「今日こちら運動会があると伺ったんですけれども保護者の方が一人もいませんね」


「今日の運動会はインターネットを通じて、ライブ配信で行うことになっていますので」

「園には保護者の方は来ていないんですね」

こちらでは毎年、保護者などおよそ800人規模で運動会を開催していたそうですが・・・

今年は、密を避けるため、保護者の来場は禁止。

代わりにライブ配信を行うことに決定。

では実際、自宅で見ている保護者はどのように応援しているのでしょうか?


佐野さんご家族に協力頂き、自宅にカメラを設置しその様子を見させてもらうことに!

午前10時30分、運動会が始まり、ライブ配信もスタート!

「全然画質キレイだね。すごくキレイ」


まずはお姉ちゃん、るみかちゃんの出番。
すると・・・。

「あれ、みーちゃんかな?」
「どれ?」


「左側の後ろから3番目の子。靴下長い子けっこういるじゃん」

そう!実はお父さん、娘の姿がすぐに見つけられるようにと、2人に長い靴下を履かせたそうなんですが・・・。


るみかちゃんの周りに、他にも長い靴下を履いている子供が!
作戦失敗です。
それでも・・・


「次だよ!」
「次みーちゃんだ」
「頑張れ!みーちゃん」
「みーちゃん早かったんじゃない?」

画面の向こうで頑張る娘の姿がバッチリ確認できたようです!

「とってもよかったです。頑張ってる表情も見えたので」


「本音は正直やっぱり直接行きたいですけど、接触を控えるという意味ではすごくよかったのかなと」

さらに!こちらの小学校では、競技で感染対策!

「これです。これは棒ではなくリレーで使うロングバトンです」

通常のリレーでは、バトンの受け渡しで距離が近くなってしまうためバトンを長くして「ソーシャルディスタンス」リレーに!

その長さは2mと、通常のバトンのおよそ7倍!

にもかかわらず、重さはわずか255gと超軽量!

ウレタンとビニールテープで作った、子供たちの手作りなんです。

「今年はできないではなくて今年の運動会にしかできないことは何か? 職員が発案をし、子供たちが一生懸命作ってくれました」

実際にリレーに参加した子供たちは・・・?

「これで走れるのかっていう驚きがすごくありました」


「長すぎてどこを持ったらいいのかなとか、風とかが吹くとちょっと走りにくいけど」


「でも今年しかできないような運動会に(なって)、みんなが楽しめてよかったなと思いました」

さらに、札幌市内にある小学校のリレーで使っていたのは・・・

バトン代わりのリング!


中継地点のコーンにリングをかけたら、次の選手がスタートする、まさに「ソーシャルディスタンス」リレー!

一方、こちら福岡の高校では、生徒が自ら感染対策!

「一番工夫したのは、人文字パネルです」

創立当時から行われているという「応援合戦」の色付きパネルで作る人文字が、毎年、注目を浴びる運動会のメイン種目。


「例年はこの大きさで文字を作るっていうのをしてて、(今年は)去年の2倍の大きさにて新しくパネルを作り直しました」

これまで使っていたパネルは、縦45cm、横50cm。
この横幅(よこはば)を倍の1mにすることで、ソーシャルディスタンスを保ちながら、文字もしっかり見えるように、段ボールで全て作り直したんです。

その作り直したパネルの数、何と520枚!
およそ3000枚の段ボールを全校生徒が集めて回り、1カ月かけて作り直したんです。

生徒会長の川口さんは
「色んな意見はあったけど改めて学校が本当に一つになって成長した、より良い方向に持っていけたなとすごく感じます」
と語っていました。

そして、先週末に運動会が行われたこちらの小学校では・・・?


「密を避けるというところで午前中に低学年と中学年、そして午後に高学年ということで」

「3部構成で運動会を実施しています」

なるべくグラウンドにいる人数を減らすため、2学年ごとの完全入れ替え制を導入。


さらに、子供たちの待機場所には1m四方の枠を作り、ソーシャルディスタンスをわかりやすくする一工夫も。


「校庭が広くないので、この中でどれだけソーシャルディスタンスを保てるか」


「まずは(校庭の)距離を測ってから、これくらいだったら入るなっていう計算で、昨日ここまでしました」

実は運動会前日。
グラウンドでは、夕方まで距離と位置を調整しながら1mの枠を作る先生たちの姿が!


「子供も不安な部分もあるかなとは思うんですけど、教員がサポートして、あとは子供たちを信頼して」

さらに、競技にもソーシャルディスタンス!
去年、6人で並んで走っていた徒競走は・・・

1レーンずつ間隔をあけて、4人に減らすことで距離をキープ!

子供を応援する保護者も・・・。

基本は無言。拍手のみの応援。

基本は無言。拍手のみの応援。
「1位だったのに、あ〜って心の中で。初めての1位がちょっと大きな声で応援できなかったのが残念」

さらに、運動会の目玉種目「組み体操」も・・・!

「組み体操ということなんですが、それぞれ踊っていて全く組んでませんね」

去年、扇やピラミッドなどを作っていた組み体操は、「新・組体操ソーシャルディスタンス」という演目に変更。

一人で動きを表現する方法を、およそ3カ月かけて考案したんです

ココまで徹底して、運動会を行ったそのワケは・・・?


「1学期色々な行事を一つも行うことができなかった。だから2学期になって何としても運動会やりたかった」


「本当に遅くまで職員室の電気ず〜っとついてたんで、コロナの間も。頭が下がります。ホントにありがたいです」


「運動会自体ができないと思っていたので、その成果がやっぱり見られると感動しちゃって」
ちなみに、今年運動会を行った小・中・高50の学校にアンケートを取ったところ
参加する人数の制限・無観客 31校
時間短縮 26校
掛け声出さずに応援 26校
一部競技の変更・中止 24校 という返答がありました。

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