ココ調

今日のココ調

家を持たない新スタイル! “アドレスホッパー”を徹底検証!!

突然ですが皆さん

「アドレスホッパー」ってご存知ですか?

そう!アドレスホッパーとは【住むところを転々とする人たち】の事。

実は、都内を中心に、その人口は増えているんです!


「“アドレスホッパー”という生き方を実践しています」
「家を断捨離しようと思っています」

しかし、街の人に聞いてみると…


「全然わからない。スポーツですか!?」
「スナックの名前?」

まだ街での認知度は低い様子。

そこで、今日のココ調は、謎に満ちたアドレスホッパー。
そのライフスタイルとは?徹底取材です!

まず謎だらけの生活を調査すべく、向かったのは東京・新宿。

「よろしくお願いします」


現れたのは、今どきのオシャレな男性。
アドレスホッパー歴2ヵ月だという青木峻一(あおき しゅんいち)さん。26歳。


「(きょうは)温泉につかりながら休める場所がいいなと思って、スパに泊まりました」

取材した日は、1泊およそ4200円のスパで寝泊りしたという青木さん。
このような施設を転々としているのです。

「月で3分の1も家に帰らない日が続いた」


仕事が忙しく、家に帰れない日々。
家賃を払うことに疑問を抱き、家を捨てたといいます。

この日は、一般のサラリーマンと同じく、朝から職場へ!

仕事は、ウェブサイトの運用や制作を行い、月収は、およそ30万円。

職場の人たちは、どう思っているんでしょうか?


「仕事に支障をきたしたりとか、服がめっちゃ汚いとかない」

そんな青木さんのカバンの中身は…!?

「基本的にこの中で全部、一週間くらい完結できますね」

中には、パソコン・充電器関連・服のほかシャンプーやリンスなどの日用品。


さらに、通帳や、印鑑、パスポートも常に持ち歩いているそうです。

Q.普段の生活はこれで困らない?
「困ってないですね」 

タキシードなど特別な荷物は実家に置いてあり、必要があれば取りに行くそうです。

オフィスでの仕事を含め打ち合わせなど、この日、都内3ヵ所をまわった青木さん。

仕事が終わったのは、午後6時すぎ。

「きょう泊まる宿を探します」


Q.これから?
「これから探します」


普段から、あまり予約はせず、その日その日で、スマホで検索。

アドレスホッパーは、仕事終わりの場所に近いか、翌日の仕事場に近い宿を利用するそうです。

きょうの宿泊場所は、泊まれる本屋がコンセプトのホステル。
「身分証明書のご提示よろしいでしょうか?」

「大丈夫です。ありがとうございます」
会社の住所が記載された身分証明書を提示し受付は完了。


シャワー付きの施設で、寝床は十分なスペースがあり1泊およそ5000円でした。


ちなみに、ここ最近宿泊したのは1泊1500円のホステルや、温泉スパなど毎日泊まる場所を変えています。

では、アドレスホッパーになる前と後で家賃や、交通費などにかかるお金にどのような変化があったのか?

1万8000円減。
やはり水道・光熱費が大きく影響しています。

先月の宿泊費8万円の内訳は、ホテル1泊7000円。
ホステル15泊5万円。
友達の家5泊で無料などでした。


「新しい場所で、新しい人間と出会って、新しい街並みとか新しい刺激をもらって」

「転々と渡り歩く生き方がおもしろいですね」


さらに、アドレスホッパーの集会があるということで青木さんに付いていくと…。

「お疲れさまです」


月に1〜2回のペースでアドレスホッパーの集まりを開催。

ちなみに皆さん、しっかり税金も払っています。

どのような話をしているんでしょうか?


「1泊2000円で泊まれるカプセルホテルで」
「安っ!!」

「掃除とか、受付とかを手伝ったらタダになるみたいな」

「そういう仕組みがあるホテルがあるよ」

宿泊先や最新サービスなど情報を共有し役立てているのだそうです。

その中には、女性の姿もありました!

そこで女性アドレスホッパーを捜索!
向かったのは、宿泊施設も多い馬喰町。

アドレスホッパー歴1年の森山 真由子(もりやま まゆこ)さん。


「今日は、『イロリ』っていうゲストハウスに泊まっています。
キッチンが付いていて朝ごはんとか作れる」

森山さんが宿泊するのは、主にシェアハウスやゲストハウス。
最近ではキッチンが完備されているところも多く、2日に1回は自炊をしているのだそうです!

森山さんは、フリーのWEBデザイナー。

仕事場は誰でも利用可能なコワーキングスペースです。

Q.荷物は?
「持ち歩いているのはこれですね」


気になるリュックの中身。
全部見させていただきました!

「使っていないものは段ボールに詰めて、送ると」

「預かってくれるサービスがあるのでそこに預けています」


専用の段ボール箱に預けたい荷物を詰めて送ると、預けているものをスマホで確認することができる収納サービス。

取り出したい荷物は、指定した場所に届けてくれるというアドレスホッパーにとって欠かせないサービスなんだそう。

この日は、11時から仕事の打ち合わせ。

その後は、コワーキングスペース利用者と一緒にランチタイム。

「落ち着きたくなることないですか?」


「『きょうは個室取ろうかな』とかありますよ」


「なんか安心した(笑)」


ランチ後は、コワーキングスペースに戻り再び作業。  

そして午後4時。
この後は…?


「友人のシェアハウスでホームパーティーをするので、そのまま泊まります」

この日は、定期的に開催されているホームパーティーに参加。

Q.今日は、宿泊料は?
「(タダで)泊めてもらうので便宜をはからなければと思っている」

最後に気になる1ヵ月の生活費を今の生活を始める前後で比較してもらいました。

「今は家がないのと、仕事関係でタダで泊まることもあるので安くなりました」

ちなみに先月の宿泊費4万円の内訳は、コテージに2泊、ホステルに11泊、友人宅2泊などでした。


「毎日新しいことが起こるし、気分に合わせて場所が変えられるってすごくいい」

その日の気分に合わせて働く場所、泊まる場所を選択する新たなライフスタイルが今、注目です!

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